Books 1 / 関連書籍(単行本)


私の知る限りの、今買えるBX関連の書籍を挙げてみました。といってもBXオンリーのものはヘインズぐらい。しいて言えばCG選集はおすすめ。今や中古でしか手に入らないBXのデビュー当時の記事が読めて、興味深いです。


CG選集 シトロエン/プジョー  【二玄社 3000円】
1984/7月〜1989/8月のBX関連記事を一挙掲載。BXが初めて日本に導入されたときの記事や、各マイナーチェンジ毎の記事が。BX16TRSの1985/2〜1986/9月までの長期試乗レポートは必読!ちなみに長期レポートの担当者はカーグラTVでおなじみの田辺憲一氏。氏はBX以前にDSを所有していたこともあるらしい。1年半、5.2万kmを共にした氏の結論は以下の通り。

ベルトーネ・デザインのBXは古くからのシトロエン党(日本の)からは"らしくない"と蔑視された時期もあったようだが、これは真性シトロエンだったと断言しておきたい。生い立ちがどうであれ、GSの軽みとCXのエレガンスの中間(よりもGS寄りだが)にあるこの車は、やはり他のどんな車から乗り移っても新鮮な、シトロエンだけにある雰囲気に満たされているからだ。

他には19TRiが発表時の記事で「ファミリーマンのBX」として紹介されている。最初は抵抗あったけれど、いざ自分が子持ちになってみると、納得(笑)。[1998/2/12]

ワールド・カー・ガイド4 シトロエン  【ネコ・パブリッシング 1200円】
当時現行のTZiシリーズの詳細や、BXのヒストリー、グループB仕様のレアなBX4TC等を紹介。BX以外のモデルもすべて過不足なく説明されているので、これ1冊あると便利。[1998/2/12]

バイヤーズガイド FRENCH CARS  【ネコパブリッシング 1300円】
中古のBX19TRS/16TRSの詳細写真付解説、カタログ紹介、等。ちなみに、紹介されているのは、中古BXの総本山(?)ともいえるショップ「キャロル」の在庫車。[1998/2/12]

いつだってアバンギャルドな車たち シトロエン  【学研 3800円】
なんとビデオ付、というか本のほうがおまけか?BX関連では徳大寺有恒氏のコメント等がある。ビデオはBXの映像も少しある。最近本屋で見かけないので入手は難しいかも。[1998/2/12]

Haynes Service and Repair Manual CITROEN BX 1983 to 1994  【時価】
おなじみヘインズ。前述のように残念ながら私は本棚の飾り状態。まあお守り代わりってとこか。英語なので読み物としてもつらい。でもたしか近々翻訳版が出るはず。[1998/2/12]
※1998/5/15に翻訳版が刊行されたようです。

シトロエンBX 1983〜94 メンテナンス&リペア・マニュアル  【ヴィンテージ・パブリケーションズ 5700円+TAX】
ということで、上記ヘインズの日本語翻訳版。ヴィンテージ・パブリケーションズによるヘインズ翻訳版は、他に FIAT500、MINI等があるけれど、それらに比べるとマイナーなBXがなぜ?きっとトラブルやDIY好きなユーザが多く、ニーズが大きかったのだと思われる(笑)。なんにせよ重宝しそうで、うれしい限り。[1998/5/27]

ヨーロッパの名車 Citroen  【いのうえこーいち著 保育社 1500円】
実は持っていなかったりする。本屋で立ち読みした限りでは(笑)、BXはそれほど取り上げられていなかった。珍しいのはシトロエンのミニカー関連情報があること。[1998/2/12]

BOLTS AND NUTS! Vol.4 「エラン大地に立つ」  【田中むねよし著 ネコ・パブリッシング 562円+TAX】
Tipo連載中(1998年4月現在)のボルナツは、作者の田中むねよし氏がアシ車としてBXを購入することに。全11話収録中、後半4話がBXのはなし。内容的には、BX購入の際の心配事や、レジンキットの話、パーツ&リペア情報、そしてネットにおけるエンスー車ガイド等、とても豊富でおもしろい。まだBXネタは続くようなので、楽しみ。[1998/4/16]

BOLTS AND NUTS! Vol.5 「計画発動」  【田中むねよし著 ネコ・パブリッシング 562円+TAX】
待望のボルナツ第5巻。ほぼ全編 BX関連のストーリーで、同じBXオーナーとしてその多くの苦労話に悲哀を感じ、そしてやっぱり笑ってしまう。また、ハイドロやエアコンのメカニズムが詳しく説明されていて、ためになる。なお巻末スペシャルとして、下記「たたかえ!お母さん」で紹介もしている貞本義行氏との対談が掲載されている。貞本氏は現在ロータス・エランと Xantiaを所有と、田中氏との共通点が多い。エヴァンゲリオンにA310を登場させた件のエピソードも、貞本氏本人が語っている。[1999/8/17]

BOLTS AND NUTS! Vol.6 「ユーザー車検する」  【田中むねよし著 ネコ・パブリッシング 562円+TAX】 (new!)
2台目のBXを手に入れた作者の「BX無敵化計画」が、前半のメインストーリー。サイドミラーの交換、バッテリーの国産化、そしてATフィルターの交換など。特にATフィルターは効果テキメンだったようで、私も試してみたいと思った。なお後半は、エランをユーザー車検するというくだりで、どうやらBXのお話はこれで一段落らしい。[2000/7/19]

インポートスポーツチューニング プジョー/ルノー/シトロエン  【辰巳出版 2500円+TAX】 (new!)
プジョー206 S16、ルノー・クリオ16V、シトロエン・サクソVTSを比較する巻頭特集「最上のSPORTSハッチはどれだ」や、プジョー/ルノー/シトロエンの現行車種の全ラインアップなど、新しいモデルの紹介がメインなのだけれど、なぜか「BX復活プロジェクト」という興味深い記事が20ページ以上にわたって掲載されている。10万円で買った90年式BX19TRi(私のと同じ)を、あちこち手を入れて復活させるというもの。エンジン、足回りのリファインから始まり、室内の掃除や全塗装まで、なかなか気合が入っている。[2000/7/19]

たたかえ!お母さん  【たかは まこ著 ベネッセ 700円】
いきなり異色作(笑)。育児コミックである。作者であり主人公のたかはまこさんは2児の母親で、その育児の奮闘ぶりが楽しく描かれている。で、実はダンナ様(※)がBXに乗っておられて、作品中にちょこちょこBXが登場する(ただし、どこにもBXという文字は出てこない)。ま、BXはさておき、同じく2人の小さい子供を持つ自分にはとても共感の持てる内容で、かつ笑えます。[1998/7/1]
このダンナ様というのは、あのエヴァンゲリオンのキャラクター・デザインを手がけた貞本義行氏です。エヴァンゲリオンにはアルピーヌA310も登場したりするようですが(実はよく知らない)、氏は仏車好きなのかな?

※追加[1999/4/5]
「たたかえ!お母さん」のパート2が出ました。内容は相変わらずの面白さですが、なんとダンナ様がBXを乗り替えてしまいました。しかし新しい車というのが、これが私も大好きな Xantiaのブレーク(笑)。ハイドロ・シトロエンにハマっているのでしょうか。さすがです。


BACK  Meet  BX19TRi  Impression  Modifications  Troubles  Books1/2  Details  Etc. Citroen Plus One