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eBay Pick-Ups, American Classic Cameras (Argus, etc.)


■ Argus A4
Argus a-four
もともとはアメリカのラジオメーカーであるIRC(International Research Corporation)社が、アーガスAという名前の35mmフィルム用カメラを発表したのは1936年のこと。この9ドル9セントの大衆向けカメラは爆発的にヒットし、大メーカーのコダックもあわててアメリカ国内の35mmカメラ市場に本格参入するきっかけとなった。画像はそのA型の流れを汲むアーガスA4で、1954年頃の発表。黒とシルバーのツートーンカラーが美しく、女性に人気があったらしい。ARGUS COATED CINTAR 44mm F3.5レンズ搭載、ピントは目測のシンプルなカメラ。(最終価格:$11.01) [2000/5/30]


■ Argus C3
Argus C3Argus C3
アーガスのカメラの中で最も有名なのが、この1938年発表のアーガスC型。特に画像のC3は、距離計連動式でフラッシュ・シンクロ接点を備えたモデルで、1957年まで生産された大ベストセラー機。画像は革ケースつきでちょっとわかりづらいけれど、直方体のゴツいボディが特徴で、"Brick"(レンガ)のあだ名を持つ(ちなみに日本では「弁当箱」と呼ばれた)。サイズはW131 X H86 X D68(mm)、重さは765(g)と、私も実物を手にしたことがあるけれど、やはり大きくて持て余す感じだった。しかしいい意味でおおらかなデザインが、なかなかアメリカ的でよいカメラだと思う。レンズは ARGUS COATED CINTAR 50mm F3.5、上下像合致方式のレンジファインダーを搭載。ただ性能的にはこれといったものはないようで、イーヴォル・マータンリー著「クラシック・カメラ/その集め方と使い方」(アルファベータ刊)によれば、「製品が新しい間は性能も適度に良好だった。しかし現在その性能はきわめて悪く、撮影用にはおすすめできない。ただし、ドアストップや紙押さえとしてならば、おすすめ品である。」と酷評されている(笑)。画像の個体はめずらしいツートーンカラー(普通は黒一色)の完動品で、フラッシュと革ケース、さらに測光メーターつきと色々好条件にも関わらず、落札価格は $27.5と安かった。[2000/5/30]


■ Argus C44
Argus C-44
長寿を誇ったアーガスC-3の後継機として1959年に発表されたのが、このアーガスC44。レンジファインダーの機構などはC3と共通だが、見た目はずいぶんまっとうになった。レンズ交換可能で、画像の個体は Cintagon 50mm F2.8搭載。他に Cintagon 100mm F3.5 の交換レンズとファインダーのアジャスタがついていた。コンディションもかなりよさそうだったけれど、開始価格 $75.00で残念ながら入札なし。[2000/5/30]


■ Bolsey B
Bolsey B
Bolsey B
スイスの銘機アルパなどの設計者、ヤコブ・ボレスキー(Jacques Bolskey)氏がアメリカで起こしたブランドがボルシー。これは1947年発表でボルシーの最初期のモデル、ボルシーB。おにぎり型のファニーなボディは H107 X W71 X D60(mm)、重さ410(g)とコンパクトだけれど、上下像合致方式のレンジファインダーを備えている。レンズはアメリカ製の Wollensack Velostigmat 44mm F3.2などがあり、シャッターもアメリカ製。(最終価格:$10.50) [2000/5/30]


■ Bolsey C22
Bolsey C22
上のボルシーBをベースに、2眼レフ化したのがボルシーC。画像のモデルは1953年発表のC22で、set-o-maticという機能(フラッシュ撮影時、撮影距離に応じて絞りが変わる)を備えている。35mmカメラで2眼レフというのはかなり珍しく、それゆえにボルシーCは特に人気が高いようだ。eBayでの出物も多く、相場は $100前後と、他のアメリカ製カメラに比べるとなかなかの値をつけている。(最終価格:$91.00) [2000/5/30]


■ CIRO 35
ciro 35
シロ35は、1949年からオハイオのシロ・カメラ社が製造したモデル。レンジファインダーを備え、レンズは Wollensack Anastigmat 50mm (F3.5〜F2.8)、シャッターは RAPAX と共にアメリカ製。レンズシャッター機だが、スピードは1/500秒までとなかなかである。ボディはアルミダイキャストで丈夫そうだが、デザイン的にはちょっと特徴に欠けるのが残念。なお、販売はスピードグラフィックで有名なグラフレックス社を通じて行われ、そのためボディ裏にグラフレックス社の刻印がある。画像のものは F2.8レンズつきの完動品で、落札価格は$50.49だった。[2000/5/30]


■ Graflex Graphic 35
Graphic 35Graphic 35
グラフレックス社から1955年に発売されたグラフィック35は、上のシロ35をベースに作られたカメラ。ボディ構造はシロ35とほぼ同じだけれど、ピント合わせをレンズ両脇のプッシュボタンをシーソーのように動かして行うというのがかなりユニーク。また見た目も、グレイの貼り革が美しく、ちょっと高級感が漂う。なお、ボディはアメリカ製だけれど、レンズ(50mm F3.5とF2.8)とシャッター(プロンターSVSで 1/300秒まで)はドイツ製となった。グラフィック35は eBayでの出物がわりと多く、相場もだいたい $50以下と安い。今私がちょっと欲しいカメラだ。(最終価格:$20.00) [2000/5/30]


■ Perfex Forty Four
PerfexPerfex
パーフェックス・フォーティフォーは、1940年代(たぶん44年)の発表。アメリカ製らしからぬ(?)端正なボディ・デザインのカメラだ。レンジファインダーつきのフォーカルプレーン・シャター機で、アメリカ版ライカIIIといったところか。レンズは Scienar Perfex Anastigmat 50mm F3.5搭載。残念ながらこの個体は動作的に完全でないようで、落札価格は $35.00と安かった。[2000/5/30]


■ Spartus 35
Spartus
シカゴのスパルタス社が1947年に発表した。ボディはベークライト、レンズは50mm / F3.5、シャッタースピードはB、T、1/25、1/50、1/100、1/150と少なく、絞り固定、ピントも目測、とシンプルすぎて、ちょっとつまらないカメラ(笑)。スペック的にはコダック・ポニーなんかと同レベルだけれど、ポニーのようにグッド・デザインというわけでもない。やっぱりというか、$2.99スタートで入札件数ゼロだった。[2000/5/30]


■ Univex Mercury
Univex MercuryUnivex Mercury
ここまでに紹介したアメリカのちょっと古いカメラの中から、代表的なものを4つあげるとすれば、コダック・シグネット35、アーガスC、ボルシーB、そしてこのユニベックス・マーキュリーだろう。いずれ劣らぬ個性派揃いだ。さてマーキュリーは、8ミリ撮影機やプロジェクターのメーカーとして有名なユニベックス社から、1938年に発表された。フォーカルプレーン・シャッター機で、回転式シャッターの格納用に軍艦部に扇形のものが突き出ていて、それが独特のインパクトのあるデザインになっている。ちなみにその扇形部分には被写界深度表が書かれていて、スペースを無駄にしていない(笑)。なおフォーカルプレーンだけあり、シャッタースピードは1/1000秒まである。レンズは Tricor Anastigmat 35mm / F3.5で、サイズは W135 X H88 X D54(mm) の重さ470(g)。ちなみに、当時では珍しい35mmハーフタイプで、独自のマガジンに入ったユニバーサルNo.200というフィルムを使用する必要がある()。(最終価格:$21.50) [2000/5/30]

注: 1945年発表の Mercury IIでは、普通のパトローネ式35mmフィルムが使えるようになった。



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