おまけ クルマと時計について [1998/6/8]

余談だけれど、ブランドイメージ的に「この時計はクルマでいえば○○」というのを以前からよく考えていた。前述の「ロレックスとメルセデス」というのは、まあ異論はないだろうけれど、「ブライトリングとフェラーリ」というのはどうかと思う方もいるにちがいない。例えばジラール・ペルゴにはフェラーリとのダブル・ネーム・ウォッチがあり、こちらのほうが合っているかもしれない。しかし、クロノグラフ一本で名声を築き上げてきたブライトリングと、スポーツカー(レーシングカー)に徹してきたフェラーリとにこそ、相通ずるものがあると、私は思うのである。

で、折りしも雑誌「Street Jack」の1998年6月増刊 "KAUZO!"(KKベストセラーズ刊)で、ちょうどそんな特集をやっていた。そこでクルマと腕時計のメーカーの対応付けを行なっているのだけれど、メルセデスとロレックス、BMWとオメガあたりは納得、しかしやっぱりフェラーリはジラール・ペルゴになっていた。他のも、うーんイマイチ...。

そんなわけで、私の思っている組み合わせは以下の通り。

時計クルマ理由
ロレックスメルセデス・ベンツ誰でも知っているステイタス性。高級/スポーツモデルのどちらも超一流。
オメガBMW高級であり、スポーティな雰囲気。そういえばどちらも最新007のアイテムだ。
パテック・フィリップロールス・ロイス高級さと趣味のよさが世界随一とされている。
バセロン・コンスタンチンベントレーパテック/ロールスといい勝負。
ロンジンジャガーほどよく本格派。スポーツモデルもある。
IWCアウディコンサバティブな高級路線。
ブライトリングフェラーリスポーツモデル・オンリーの徹底したコダワリ。
ジャガー・ルクルトアルファ・ロメオ隠れた名門。
カルティエマセラティアヤシイ高級さ(笑)。
(TAG)ホイヤーポルシェ昔からレース重視。
スウォッチフィアットセンスいい。カジュアルな感じ。
セイコートヨタ機械的品質世界一?
シチズン日産日本のNo.2。といってもかつての話か?
カシオホンダ勢いあり。アメリカで人気のあるところも。
オリエントマツダ古典路線で復調しつつある?


ちなみにシトロエンをはじめ、私の好きなフランス車はあてはめるのが難しい。しいていえば、シトロエンはアバンギャルド性でハミルトンあたりか。ハイドロニューマチックのDSに対して、世界初の電気腕時計のベンチュラ、やはり世界初のデジタル腕時計のパルサーといったところが、イメージ的に近い。あと、シトロエンは PSAに、ハミルトンは SMHに吸収合併されたという点も似てる(笑)。


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