Collection, Tennis Rackets / テニスラケット


私が中学生のときに初めて買ったテニスラケットはウッド素材のアディダスで、往年の名選手ナスターゼのシグネチャー・モデル。しかし当時の私はナスターゼが誰か知るはずもなく、選んだ理由はアディダスというブランドにしては値段が安かったから(笑)。本当はウィルソンのジャック・クレイマーが欲しかった。[2004/4/8]

■ Wilson Extra II
Wilson Extra II 現存する中では最も古いラケット。たしか高校の終わり頃だから、1984年ぐらいのもの。デカラケではプリンスの後塵を拝したウィルソンの、初期のデカラケにエクストラというモデルがあった。これはその第2世代で、当時すでに主流となっていたミッド・サイズ。素材は今やなつかしいアルミ。当時はラケットの性能うんぬんを語れるほどの腕ではなかったため(今もそうですが)、ただデザインのよさにひかれて買った。久しぶりに使ってみると、ボヨーンとした打球感でコントロールも悪い(もちろんストリングのせいもあるだろう)。ちなみにこのラケットには"Sony / Wilson, Inc."と書かれたシールが貼ってある。当時はソニーが輸入販売していたのだ。[2004/4/8]


■ Rossignol F200
Rossignol F200 大学時代(1985〜88年)に使っていた、このロシニョールF200は当時のトップ・プレイヤー、マッツ・ビランデルの使用モデル。有名モデルのわりにはディスカウント・ショップで安く売っていて、白地に青と赤のいかにもフランス製らしいトリコロールカラーも気に入り、つい買ってしまった。ジョン・マッケンロー崇拝者の私は、ビランデルはむしろ嫌いな選手だったのに(笑)。素材はカーボンとグラファイトのコンポジット。両手打ちを意図した長いグリップ、普通とは反対の上方向にカーブしたコンベックスブリッジ(これでスィートスポットが広くなるらしい)などが特徴。打球感はマイルドだけれどラケット自体は重く、振り抜きはあまりよくない。厚いグリップですごくトップスピンをかける人にはいいと思うけれど、非力な私には合わなかった。[2004/4/8]


■ Wilson Pro Staff MID
Wilson Pro Staff MID ウィルソンのプロスタッフ・ミッド。コラムにも書いたように、ステファン・エドバーグに憧れて、就職したばかりの1990年に購入。それまでの私のラケットはすべてストリング張り上げ済の特売品ばかりだったから、これを手に入れたときはうれしかった。ちなみに今となっては貴重なセント・ヴィンセント製。もちろん当時はそんなこと気にもとめず、むしろ Made in U.S.A.じゃないんだとガッカリした(笑)。私のは後期型ヴィンセントで、ヘッドバンパーガードつき。カバーは最初についていた真っ黒なタイプが気に入らず、プロスタッフのロゴがついたやつ(台湾製プロスタッフ用)をすこし前にヤフオクで手に入れた。これで初めてボールを打ったとき、それまで使っていたF200に比べて断然シャープな打球感が印象的だった。ただし今どきのラケットに比べるとスィートスポットが狭く、スピンをかけるのも難しい。残念ながら、最後まで私には使いこなせなかった。[2004/4/8]


■ Wilson PROFILE SPS
Wilson PROFILE SPS 1992年頃に購入した、元祖厚ラケのウィルソン・プロファイル。正確には初代プロファイルにSPS(=Superlight Power System)を搭載した2代目モデルにあたる。もともと妻が使っていたのを譲り受けた。ただしグリップがサイズ1と細かったため、グリップテープを2重巻きにしている。フェイス面積は95平方インチとけっして広くはないけれど、かつて経験したことがないぐらいボールの飛びがよく、フラットドライブ系のショットが気持ちよく決まる。もちろん飛びがよい反面、オーバーしないように少しコントロールは必要。重さも適度で軽すぎず、ブラック基調のクールな見た目も気に入って、つい最近まで私のメイン・ラケットだった。[2004/4/8]


■ Wilson Hyper Hammer 3.1 With Rollers
Wilson Hyper Hammer 3.1 With Rollers 妻の現在の使用ラケット。2001年モデルで、ハイパーカーボン、ハンマーテクノロジー、そしてローラーシステムと、ウィルソンのハイテク満載。重さは250グラム以下と軽く、フェイス面積が115平方インチもあるわりにはボールが飛びすぎることもなく、食いつき感がひじょうにいい(たぶんローラーの恩恵)。おかげで妻のショットはすごいドライブがかかり、さらに最近ストリングをスピン重視系のマルチフィラメントに変えたものだから、ラリーではいつも私は押され気味である(笑)。[2004/4/8]


■ Head i.X3
Head i.X3 インデックスの'H'でも紹介したヘッドi.X3は、現在の私の使用ラケット。新しいラケットを買う決心をした私は、毎週のようにスポーツ店から試打ラケットを何本も借り、このi.X3と、それよりやや厚くて大きいi.X5、そしてウィルソン・プロスタッフ・ツアー100()の3本に候補を絞り込んだ。打球感はどれも似ていて、程よい飛びでコントロール性もよい。結局最後は見た目のシンプルさでi.X3にした。ストリングはポリエステルを標準テンションよりややゆるく張っている。そのためもあってかボールのホールド感がよく、私の苦手なバックボレーの不安が減ったし、フラットとスライスのいずれもイージーに打てて、かなり満足している。[2004/4/8]

注: プロスタッフ伝統の黒赤黄のド派手なカラーリングはともかく、"St.Vincent Process"という筆記体のロゴだけは、ずっとウィルソン党だった私も許せなかった。なんでもこのロゴは日本モデルにだけついているらしい。ちなみに先日放映終了したテレビ朝日の「エースをねらえ!」の藤堂貴之使用モデルがこれでしたね。


■ Wilson BEAR
Wilson Bear ウィルソンのジュニア用ラケット。2本セットで、ウィルソンのマスコットのクマが描かれたケースに入っている。これを現在8歳の娘と6歳の息子に持たせ、家族でテニスを楽しんでいます。[2004/4/8]



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