Unknown Details / カタログに載ってない、BXのディテール
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オーナーのみが知る、BXの隠された細部を紹介。でも何の役にも立たないかも(笑)。[1998/5/25]
- ■ ダブル・シェブロンを探す
- シトロエンといえば、ダブル・シェブロン。若き日の(といっても1913年の当時 35歳)アンドレ・シトロエンが特許を取った逆V字形歯車がモチーフというのは有名な逸話。その後アンドレがこの歯車の生産で一財産を成したからこそ、この世にシトロエンの数々の車が存在するのだ。さて、BXにもいたるところにこのマークがあり、ちょっと探してみた。
| まずは、フロントに輝くエンブレム。 |
| ステアリング・ホイールのパッドに貼ってある、七宝焼き(?)のマスコット。 |
| 窓ガラス(前席サイド)にもちゃんと印刷されている。 |
| これは後席サイドの窓ガラス。前席(上記)のと違っている。 |
| こんなところにも。エンジンルームの前方のカバーに。 |
| - (new!)
これはびっくり。おそらくチャコールキャニスターだと思うけれど(右前フェンダー横のマーカーランプを外すと、その中に見える)、ダブル・シェブロンのほかにも、プジョーと、かつてプジョー傘下だったタルボのマークまで。なお、これはシトロエンのおもちゃ箱のげっきゅうさんが見つけてくださいました。画像撮影までして頂いて、ありがとうございました。[1998/7/28] |
- ■ 社外パーツの寄せ集め?
- BXに限らず、欧州車は社外のパーツが多く使われている。よく見ると各ブランド名もしっかり書かれている。ブランド品に弱い自分としては、なんかうれしい。
| ヘッドランプはCIBIE。フランス車のお約束? |
| よく見ると、フロントのマーカーランプもCIBIE。しかし下に "MADE IN SPAIN" とある。CIBIEといってもフランス製とは限らないようだ。 |
| インジェクションはBOSCH。もちろん、というかやっぱりドイツ製。 |
| メーターパネルはVeglia。これはフェラーリと一緒だ!(笑) |
| オイルはこれを入れろ!とばかりにリア・ガラスにはTOTALのステッカーが標準装備。 |
 
キーもSIMPLEXという社外品で、キーのどこにもCITROENと書いていない。イグニッションのキーホールにも同じくSIMPLEXの刻印が。 |
| ワイパーアームはValeo。最初はブレードもそうだったけれど、さすがにそこいらでは売ってないので今は他社(CHAMPION)製を使用。 |
 
ドアミラーはBritax。蛇腹の感じから、てっきりビタロニだと思ってたら違った。 |
| リア・ハッチのダンパーはAirax。フランス製。 |
| イグニッション・コイルのカバーにISKRAの文字。よくわからないけれどユーゴスラビア製みたい。 |
- ■ こだわりの操作系
- 私のBX(19TRi)は初期型のボビン・メーター仕様に比べると、ずいぶんまっとうな操作系になっているとはいえ、それでもやはり変なところは残っている。最初はちょっと敷居が高いけれど、慣れるとこれがまたしっくりくるのが不思議。
| シトロエンおなじみの1本スポーク・ステアリング。DSから連綿と続いたこれも、初期型のXMを最後になくなった。エアバッグ搭載の絡みもあろうがさびしい限り。BXのそれは1本というよりは1枚という感じだけれど、これのおかげで例のセルフ・センタリング的感覚のハンドリングになっている気がする。 |
| ホーンはウィンカーレバーをステアリング軸方向に押す。ま、これはフランス車によくあるもの。ステアリングがどの位置にあっても、手を離さずにホーンが鳴らせて安全。 |
| 前席のパワーウィンドウ・スイッチ。大きくて使いやすいけれどワンタッチ機能はない(TZiからは標準装備となった)。部品そのものは同世代のプジョー205等と共用している。 |
| 後席のパワーウィンドウ・スイッチは、運転席と助手席の間にある。これならどこに座っても(かろうじて)手が届く。これも欧州車には多いのだけれど、やはりフランス流の合理主義(つまりケチってこと)を感じる。 |
| ドア開閉はレバーを横に倒して行なう。これは初期型BXから変わっていない。はっきり言って一般的な手前に引き出すタイプのほうが使いやすい。しかしそれも主張の一つなのだ。もっとも、ピストルの引鉄のようなCXのそれに比べると全然フツウだけれど。 |
| ATのシフトパターンは P R N A 3 2 1 で、普通と違うのは A→N のときもリリースボタンを押す必要があること。過回転防止のためと思われる。なおインプレッションのところでも書いたけれど、'A'は一般的にいうところの 'D'で、"Avant"=「前」の意味らしい(これは、昔の Car EX誌でCXを紹介していたときの説で、あるいは"Automatique"=「自動」のことかもしれない)。 |
| ライトOFFでもインパネの照明は常に点いている。明るさを変化させることも可能。トンネル等で急に暗くなったときは助かる。しかし勘違いして無灯火運転をしたこともある(笑)。 |
 →  シガーライターは押すと枠が残って内部だけ引っ込む。 |
 →  コンポにはカバーつき。これまた欧州車には多い。盗難予防のため。 |
| サンルーフのスイッチ。このボタン1つで、ルーフのOPEN/CLOSE、チルトUP/DOWNを全て行なうことができる。 |
- ■ その他
- その他、気付いたところを思い付くままに...。
| ボンネットを開けると右タイヤハウス上部にこのアルミ・プレートが貼ってある。"AUTOMOBILES CITROEN" とその下に "VF7XBXM0002XM4 D9 3"と車台Noが書いてある。 |
| エンジンはプジョー製だけあり、エアクリーナーのカバーにはPSAの文字が。 |
| 半ドア等の警告インジケータ。BXというよりはCXに似てる。 |
| メーター下部に "7/19 E1-22K6V" と書いてある。奇遇にも私の誕生日は7月19日。運命を感じる(笑)。 |
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